ホルモン剤がカンジダを増やす!
経口避妊薬(ピル)や子宮内避妊器具(IUD)を使っていませんか?
ホルモン薬は、カンジダを増やすトリガーになっています。ステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン)薬は、塗り薬だけではなく、服用薬も用いられています。ステロイド薬には、免疫抑制作用があり、炎症をしずめる働きがあります。
しかし、根本要因に働きかけるものではなく、あくまでも一時的な対処療法です。ホルモン薬で命が助かる人がいるのは事実ですが、長く使い続けると、免疫力が低下してカンジダが増加する原因にもなります。
ピル(経口避妊薬)もエストロゲンとプロゲステノーゲンと呼ばれる女性ホルモンの薬です。ピルは、ホルモンバランスを妊娠している状態にして排卵を抑止するためのものです。妊娠時に生成される2つのホルモンの20分の1の量が入っています。
妊娠していないにもかかわらず擬似妊娠をさせることで、本来の女性ホルモンのバランスが崩れてしまいます。その結果、エストロゲンが優位な状態となり、腸でカンジダを増加させることになるのです。
なお、ピルはカンジダを増やすだけでなく、さまざまな不調を招きます。
例えば、体重の増加、イライラ、血栓症、頭痛、吐き気、嘔吐、むくみ、膣炎、肝障害、糖尿病、子宮筋腫、乳がん、卵巣がんなどのリスクも増大させます。
また、ペッサリーや子宮内避妊具などもカンジダを増やす供給源となるため、使用する際には気をつけないといけません。
なので、ホルモン薬は服用しないようにしましょう。
月経の前後や妊娠中に発症しやすい?
生理日に前後になると、免疫力が低下し、卵巣の機能が悪くなります。
卵巣の働きが悪くなると、膣内の防御力が落ちて雑菌の侵入を容易に許してしまうからです。
その結果、カンジタ菌が増殖しカンジタ症を発症することになるのです。
また、妊娠中は母親の免疫力が強いままだとお腹の中に赤ちゃんを排除する異物として判断し流産や早産の危険性が高まってしまいます。そのため、妊娠中は細胞免疫と呼ばれるシステムの機能が低下するような身体のしくみになっています。
ですので、月経前後や妊娠中は免疫力が低下するため、カンジタ菌が増殖しカンジタ症を発症しやすくなるのです。
カンジタ症にかっかたことがある方は、このような体調の時にカンジタ症になったと心当たりがあるのではないでしょうか。
また、カンジタ症に限らず風邪やインフルエンザといった感染症になる可能性もあります。
なので、月経前後や妊娠中は感染症などにかからないように注意することが必要です。