真菌とは
真菌とはカビの一種です。
その真菌が身体の表面に感染する表在性真菌症と深部組織に感染する深在性真菌症にわけられます。
また、人体内に常在する真菌(カンジタ、アクチノミセスなど)による内因性真菌症と、体外から侵入する真菌による外因性真菌症(アスペルギルス、ムコール、クリプトコッカスなど)にも分けられています。
真菌は他の微生物と比べると、病原性が弱く健康体に感染症を起こしにくいと言われていますが、菌交代症として表れることがあります。それが、カンジタ症やノカルジア症、クルプトコッサス症、ヒトプラズマ症、アスペルギルス症、ムコール症などです。
人へ感染するには、真菌が人の細胞に定着し、菌糸が成長と枝分かれれすることによって発育していく酵母細胞では出芽や分裂によって増殖します。
おもな病原菌は、ガンジダ、白癬菌(はくせんきん)、アスペルギルスなどです。
治療薬としては、真菌の細胞膜を破壊したり、細胞膜の合成を阻害する抗真菌薬があります。