なんでカンジダになるの?

腸内フローラは何を食べているの?

 

腸内フローラは何を食べているのでしょうか。

 

腸内フローラの細菌たちは、一個一個は目にみえないくらいの大きさ(5〜0.3μm)=【1μm(1マイクロメートル)は1ミリの1000分の1】の生物です

 

 

これらの目にみえない細菌は、私達と一緒で、食べ物を食べ代謝し、要らないも
のを排出しています。

 

腸内フローラの細菌たちは腸内に棲んでいるのですが、実は宿主である私たちが食べているものの一部分を栄養分としています。とくに大好物は食物繊維と糖類です

 

 

以前から健康のためには食物繊維を摂るのがよいと言われていますが、この理由はただお通じをよくしたり、腸を整えてくれるからという理由でした。でも実際は、食物繊維をたくさん摂ることで腸内の細菌たちが元気になってくれたお陰で私たちの身体の調子も改善されるということだったのです

 

 

また、人は食物繊維の消化が苦手です。ですので、人は、腸内細菌が食べて分解してくれた代謝物を栄養素としてうまく吸収し利用しているのです。

 

人は、何を隠そう細菌に助けてもらっているのです。だから、今日は何を食べようか?と迷った時は、腸内フローラたちが喜ぶものを食べるといいでしょう

 

 

フローラたちが喜ぶものの代表は何かといいますと、それはなんといっても発酵食品ですね。

 

 

味噌、しょうゆ、納豆、ぬか漬け、キムチ、ザーサイ、ヨーグルト、チーズ、などの発酵食品を腸内フローラのために優先して食べたいものです

 

 

発酵食品とは、麹菌やカビ、納豆菌l乳酸菌などの菌のパワーを利用して、食物に含まれる成分を変化させて風味やうまみを味わうものです。つまり、それらの微生物に食材の成分を分解して貰い、生み出される成分を人が食べて楽しむものなのです。

 

実を言うと、この微生物が作りだしてくれた成分や微生物成分それらがすべて、腸内フローラが好むエサとなるらしいのです

 

 

ただし、ヨーグルトやぬか漬けに含まれる乳酸菌などはそのほとんどが胃酸などで腸に到達する前に死んでしまいます。ですが、死んでしまった菌のそのものがフローラたちのエサになったり、それが小腸などの免疫体系を刺激することでアレルギーの症状が改善したり、色んな良い影響を及ぼすというのですから腸内フローラにはほんと頭が下がりますよね。