腸内環境が変わる
カンジダが増殖モードになるスイッチは、「アルカリ環境と砂糖」だと言われています。
アルカリ環境になる原因は、3つあります。
1.甘い物を食べる
2.胃酸抑制剤を飲む
3.抗生物質を使う
甘い物はカンジダ菌の好物です。
ピロリ菌除菌で胃酸抑制剤を飲むと腸内がアルカリ化に傾く原因となります。
抗生物質も同様に腸内の弱酸性の乳酸菌がいなくなり、アルカリ化してしまいます。
腸内がアルカリ化するとカンジダ菌はどう変化するのでしょうか?
もともと酵母であるカンジダは、アルカリ環境になることで、仮性菌糸となり、さらに菌糸を伸ばし菌糸増殖形態へと変化していきます。
腸粘膜を通り抜けた菌糸はどんどん全身に向かってさまざまな毒素(アセトアルデヒド・アンモニア・3−オキソグルタル酸)を放出します。
つまり、カンジダは酵母から菌糸になることで腸粘膜を突き破って根をはり、毒素を体中にばらまいて全身症状を引き起こすのです。これがリーキーガット症候群(超漏れ症候群)の原因であるとも言われています。
なので、カンジダが増えているときに、ピロリ菌除菌や胃酸抑制剤を飲むときは、腸内環境が悪くならないように十分に気をつけてください、